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2015年6月

夏越の大祓と水無月

6月30日、ことしもまた護王神社で「夏越の大祓」の茅の輪くぐりをして来ました。

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大きな輪っかを左、右、左、正面へと通り抜けます。

これで、2015年前半の悪行の数々は浄化されました。よね?

夏越の祓いにつきものの「水無月」、皆さんはいただかれましたか? ゆるい小豆餡かのこ小豆がのった直角二等辺三角形のアレ(*^-^)

私は油断した隙に売り切れてしまっていました。。。

水無月」って6月の食べ物だと思っていたら、この辺りではけっこう早くや、月を過ぎてしまってからも、売られていたりします。

京都に来るまで知らなかったことが、だんだん当たり前になってきている今日この頃。ふるさとへの土産に買った水無月を父と一緒に食べたけど、水無月を食べ損ねた6月30日が何となく後ろめたい‥‥ 明日もう一度、水無月を探してみよう。

豆なレシピ 〜中締めです!

2013年7月から取り組んできた「豆なレシピ」の仕事が6月末で終了します。
1ヵ月に1豆に限定し、4〜5アイテムのレシピを作成。豆・雑穀の専門店「すずや」さんのサイトに掲載していただきました。

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これは104本目、最終回の豆なレシピスズマルの塩辛チヂミ」です。イカの塩辛とニラ、茹でたスズマル大豆を使って焼いたチヂミ‥‥ ビールのアテに、けっこういけます。

             *     *     *
24ヵ月で計24の豆と向き合い、不器用ながらひたすらレシピを作り続けました。
1週間に1本のレシピを作ることは、私にとってかなりハードな仕事でした。土日のいずれか、もしくは両日をレシピ作成にあて、うまくいかないと平日も‥‥
ほかの仕事の締切や打合せ、取材や出張を意識しながら、朝から料理をして、昼過ぎに写真を撮って‥‥ 天気が良いと「レシピ撮影をしないともったいない」気がして、いつも宿題をかかえる学生の気分でした。
イメージ通り、うまく作れたら良いのですが、なにぶん素人ゆえ、リサーチと試作&調整、再トライの繰り返し。マズイ料理を人様には出せず、失敗作は冷蔵庫にどんどんたまり、同じものを数日食べ続けて‥‥
飽きもせず、懲りもせず、豆ラボに遊びに来て、試食応援隊をしてくださった皆さま、ありがとうございました。
2年間、発表の場をくださった仙台の「すずや」さんに、心より御礼申し上げます。
そしていつも、温かい言葉かけをして見守り育ててくださった杉山店長に、多大なる感謝の念が尽きません。
少しは豆好きさん、豆料理に関心のある人を増やすことができたでしょうか。
豆なレシピは少しだけ夏休みをとり、新たなステージを探します。
「道楽は極めてこそ、道楽」、本気の豆道楽を続ける方法を考えようと思います。
杉山さん、すずやさん、2年間ありがとうございました。
                  ☆
これからも私のスタンスは変わりません。
豆を愛し、豆のことを学び、豆料理を広めることを喜びとします。
       豆・豆料理探検家  五木のどか

三木さんの味噌

仕事でお世話になっている奈良イタリアンの店「cucina + oven piano」の三木店長にいただいた味噌。

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自家製の味噌は、ご自身の健康を考慮して「減塩」で作られているそう。「その分、麹の量を3倍に増やしました」とおっしゃっておられました。

舐めたら、塩っぱくない! 普通に食べても調味料として活用できそうな豊かな味わいです。

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みそ汁にしたり、冷や汁に使ったり‥‥ 写真は昨夜の「ネコ飯 (^^)」

白ごはんにキュウリ、ワカメ、ちりめんじゃこをのせ、宗達さんの出汁と三木さんの味噌を使ってとった味噌汁をかけて、貝割れ大根と梅干しを添えました。

出汁が良いからおいしいのか、味噌が良いからおいしいのか、すこぶる上質なネコ飯です。

みそ汁に溶いたあとの麹の粒は、そのままでも美味しくて捨てるにはしのびない‥‥。夏野菜の和え物に混ぜました。

出汁をひいたり、味噌を仕込んだり、‥‥先人の知恵を現代に取り入れながらの暮らしはもしかすると、とても贅沢な暮らしなのかもしれません。

三木さんの味噌をいただきながら、そんなことを思いました。

塩減らし、麹増量の味噌、次回の味噌仕込み会でチャレンジしてみようと思います。(*^-^)

月夜音と飲み友だち

いつもの百練で、今年も「上等枝豆」をいただきました。

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月夜音』 静岡県黒川産の枝豆

茹でたてのトウモロコシにも似た若い枝豆の乳くさい甘さが感じられました。

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左は和菓子職人のカイトくん。半分フランス人の血が入っているそうです。
真ん中は満30歳になったばかりのロマンさん。3児の父。
右は我らがジェームス♪
カイトくんと枝豆談義を少々。豆のことだったら、おそらく2晩くらい話せます・笑

豆なレシピ

2013年7月から週に1本作らせていただいている「豆なレシピ」の103号が「すずや 」さんのWebに掲載されています。

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スズマルの和風サモサ

スズマル大豆と挽き肉、玉ネギを炒めてワンタンの皮で包み、多めの油で焼きました。生姜も加えた醤油味、ビールのおつまみに合うのです。

これを食べた日は、Tさまとご一緒でした。また誰か来てくださる時に作ろう〜☆

スズマルは、次にアップされるチヂミもビールに合う夏系で〜す♪

父の日のお赤飯

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父の日に合わせて帰郷しました。入院中の父にお赤飯を届けたら、お昼に食べてくれました。

「ごはん、かたかった?」
「いや、ちょうど良かった」

むかしは食べなかった甘いものも、最近は好んで食べるようになりました。

父の背中をさすって帰ってきました。

キヌアとレンズマメの夏野菜スープ

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夜中におなかがすいて、急に食べたくなりました。

キヌアとレンズマメの夏野菜スープ、「おいしい週末 vol.24 夏号」に掲載されています。「おいしい週末」は、穀物屋 森光商店のニュースレターです。

自分で試作したときは、意外とうまくいきました。しかし、今宵は料理をする余裕がない‥‥

あぁ、ホントは主婦みたいに毎日台所に入って好きな料理を作っていたい。豆料理豆スイーツなど作って、ご近所さんや腹ペコさんに配ってまわりたい。

と、そんなことを思いながら、おいしい週末のオモテと裏に見入っております。。。

6月15日「赤飯の日」

毎月1日と15日は、赤飯の日

あなたも、どこかで誰かと
お赤飯を口にしてみませんか‥‥

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2015年6月のマイ・ベストなお赤飯です。

お米は滋賀県の羽二重餅と、実家栽培のうるち米、豆は京都府伊根町の薦池大納言(こもいけだいなごん)、黒ゴマは山田製油さんの「ごま塩」、そこに‥‥

錦・高倉屋の極上奈良漬を添えました。

お重は森光S様からのいただきものです。
こうして1日と15日に赤飯を作り、友人知人、家族や親戚などに配って回ることを続けています。皆さんに「おいしかった」と言ってくださるから、つい調子にのって‥‥
次の赤飯の日は、もう7月ですね〜 (゚▽゚*)

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Suger さんの豆のごちそう6

緑豆と黒胡椒のクッキー

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塩加減が効いてます。黒コショウのピリッとくるスパイシー感もなかなかです。
緑豆を菜種油でローストしてクッキー生地に混ぜ、それからオーブンで焼かれたのではないかと思い、お訊ねしてみたら正解でした。(*^-^)
サクッと&カリッと‥‥ Suger さんの手づくりクッキー。
ビールにもハイボールにも、いいツマミになりますよ〜♪

ベランダ枝豆

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Img_20150609_103348_2ベランダ菜園の植木鉢に、枝豆がすくすく育ち始めました。

発芽したのは、丹波篠山の黒大豆が2つと、山形県の紅大豆が1つです。

発芽率3割、まだ別のも芽を出すのでしょうか。

いちばん先に芽を出した苗には、葉っぱが6枚。2番目には4枚。

朝顔みたいに、二葉にタネ(黒豆)の皮をかぶって芽を出しました。種皮も栄養に、と思って鉢の中に落としておきました。

枝豆を収穫するその日まで、ウキウキ大事に育てます!

フェジョンの葛きり

葛も豆なり

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葛きりの葛、くず粉の葛は「豆科の植物」です。藤の花も、豆科です。

それを知ってから、葛に仲間意識をおぼえます。(*^-^)

フェジョンの葛きり」を夜中のおやつに出しました。豆は久々のフェジョンプレットです。豆つながりで、きな粉もかけました。

フェジョンプレットって、南米で豚肉などと共にグダグダの煮込み料理にされる豆だそうです。南米にはまだ一度も行ったことがないので、真相は存じません。

フェジョンプレット(黒いんげん)はデンプン質が程よく多くて、私は破ける寸前まで煮たものを冷やして使うのが好きです。がまだ温かいうちに1:1のグラニュー糖と水に浸して、常温まで冷まして冷蔵庫へ。そうすると固くなり過ぎずに味がよく入ります。

食べるのは冷蔵庫から出してすぐより、10分〜15分くらい常温においてからのほうが食感が戻ります。豆腐と似てますね。

温度変化により豆の食感も変化します。豆使いは、チョコレート職人のように温度に敏感なほうが、おいしい豆料理を提供できると思います。

手亡豆の金魚

何というお店のお菓子か、書き留めるのを忘れてしまいました。

鞍馬口の近くで買ったそうです。

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す〜い、す〜いと泳ぐ金魚たち。

金魚は手亡豆と小麦粉で作られたものだそうです。

金魚鉢の水色は寒天でできていました。

「どうして、金魚が沈んでいないんだろう?」「寒天をかために作られたのかな??」

などと考えながら、芸術的な和菓子を食べ進めると‥‥

金魚鉢と金魚は二重構造になっていました。金魚だけ、透明な小ぶりの寒天に固め、それを水色寒天の金魚鉢に封じ込めてありました。

さすが日本の水菓子、この手仕事の細やかさが涼しさを連れてくるのですね〜

手亡豆がいい仕事しています。もとい、和菓子職人さんが素晴らしい仕事をされています (゚▽゚*)

初チップ

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6月6日土曜日。「これ、今日のチップ」と残してくださった包み。

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まかない屋  Mame & おいしいまかないごはん

Tさまのご厚意を、私は生涯忘れません。 (゚▽゚*)(゚ー゚)

枝豆の発芽

5月28日にまいた2種類の大豆のうち、丹波黒大豆 飛切極上から芽が出ました。

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さすがです。デカイ! 写真は6月3日の姿です。その後もすくすく育っています。もう一つ、同じ鉢の中に新芽のタマゴが見えてます。生命の誕生です。
枝豆の皆さんの、これからの成長が楽しみ〜(*^-^)
いっしょに種をまいた山形の紅大豆は、今のところまだ発芽していません。
早く芽を出せ、紅大豆〜♪

上賀茂の枝豆畑

5月から6月へ、降ったり照ったりの繰り返しで、畑の緑色がいっそう輝きを増しています。

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少し離れたところから見ると、畑の上をそよいでいく風が豆の葉っぱを揺らし、葉っぱのオモテと裏が、そよそよと光るように美しいのです。

一瞬、豆の精がどこかにひそんでいて、葉陰をピョンピョン飛び回っているのではないかしらと‥‥

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豆の精を探そうと近づいてみると、ほぅ〜らね。ちゃんと豆の子どもたちが育っておりました。キミたちは大豆だったのね〜 ヽ(´▽`)/

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京都市北区上賀茂に、今年もまた枝豆の夏がやって来ます!

レンズ豆と酸っぱいの

月1回の豆レッスンで、参加者の皆さんに出したチャレンジ課題を自分でも作ってみました。

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レンズ豆50gを約20分水煮にして、別に作っておいたシロップ(砂糖:水=1:1を熱して溶かしたもの)に浸します。常温に冷めたら冷蔵庫に入れて、甘さを浸み込ませておくと美味しいです。

そこに、王道ではイチゴを合わせるのですが、季節的に手に入りやすい「なんか酸っぱいのを合わせてみてください」のフルーツを添えて‥‥

私はゴールドキウイをおきました。なんか、このイエローは流行色っぽい!

レンズ豆シロップ浸けとゴールドキウイ、甘さと酸っぱさがよく合います。粒ツブ豆を噛みながら食べる感覚も、暑さボケしそうな季節に良いかもしれません。

スイカとかパインとか、ライチやマンゴーなど、ほかのフルーツでも試してみよ〜 (゚▽゚*)

6月1日のお赤飯

毎月1日と15日は「赤飯の日」。というわけで、6月1日も「赤飯の日」でした。

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朝から炊飯器で炊いた赤飯です。味見用に団子皿によそったら、仏さまへのお供えを思い出しました。

実家では母が、毎朝炊き立てのご飯を神棚と仏壇に供えていました。神さま仏の皆さまがいちばん、私たちの朝ごはんはその後でした。良い時代に良い環境の中で育ててもらったことを有り難く思います。

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我が家には神棚も仏壇もないので、1日と15日にお赤飯を作ったら、その日ご縁のある方々にお配りしています。

昨日のお赤飯は家族と私、Tさん、Uさんのおなかに納まりました。

餅米は京都産、うるち米は八女産、大納言は北海道産です。一度にたくさん炊くより、米2合分くらいのほうが炊き上がりが美味しくできるように感じます。

おついたちのお赤飯、今月も元気に過ごせますように (*゚▽゚)ノ

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