北海道産 緑貝豆
豆の王国・北海道より「緑貝豆」
緑貝豆は私にとって初めての豆です。
うっすら黄緑色のもようが、白い豆の表面に描かれています。
「描く」というと語弊があるかもしれませんが、あえて「描く」と著したくなるのは、豆の一つひとつがすべて異なる愛らしい表情をしています。
正に自然界が描いたあるがままの模様、私が豆を好きな由縁の一つでもあります。
で、その緑貝豆を水浸けしたのが、これ。
表面の淡い模様は、豆が膨らむときに薄れてしまいます。水に色が溶け出すわけではなく、ふくらませる前の風船の色が、ふくらませたら薄くなるなるような原理ではないかと思います。
茹でているときは、金時豆が煮えているときと同じようなにおいがします。ホクホクとしたデンプン質の茹で上がりに口の中でホロリとくずれたときのあの感じ。
そうやって豆の煮えるニオイはいつも、脳の後ろのほうから鼻腔の奥にやって来ます。
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