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2015年4月

Suger さんの豆のごちそう3

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この前の「上賀茂手づくり市 」で買って来たSuger さんの「お豆たっぷりパウンドケーキ」、おいしいです。 平日の夕方、晩ごはんにはまだちょっと‥‥の時間にいただきました。

これを口にするのは2回目。まず、そこに使われている豆の種類と豊富な食材に驚きます。
豆で言うと紫花豆、白花豆、ひよこ豆、青えんどうの4種類、
木の実やらではイチジク、レーズン、甘栗、クルミ、いちご、パイナップル、
お酒とかはグランマルニエ、カルバドス、コアントロー、ラム酒、コニャック、キルシュなど‥‥。それに香辛料がいろいろ。
フォークを入れると、ほろっとほどけて、すくっと口に運ぶと、じんわりと洋酒のフレーバーが広がって、噛むと豆の面々が各々の味を醸して「こんにちは〜♪」と、口の中で踊り出す感じ!
抽象的でわかりませんよね。すいません。だけど食べてみたら、わかります。この
ほろっ、すくっ、こんにちは〜♪ な感じが (*^-^)
ここまで手のこんだ贅沢な食材を使ってパウンドケーキを作ることができるのは、そう、Suger さんが豆スイーツの専門店だからです。
京都・大徳寺や船岡山の近くにお店はあります。GW中に、私もまた足を運びたいと思っています。Kさ〜ん、また豆のこと、お話しさせてくださいね〜 (゚▽゚*)

Soy Sweets Suger

京都市北区紫野西野町2 TEL 075-432-6711  店休日:月曜、火曜

ファミマ「豆とひじきのサラダ」

この前の豆レッスンで、参加スタッフさんに

「せっかくコンビニで豆を使った食品に目がとまったんだったら、買って食べてみようよ。自分たちの店で出しているものだけじゃなく、世の中の人々がどんな豆を味わっているのか、知っておくのも必要な気がする」というような話しをしました。

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人様にエラソーなこと言うだけじゃ、いかんよね。

と思ったので、自分でも買ってみました。ファミマの「豆とひじきのサラダ」、

75g入り 131円でした。製造者は神戸のフジッコさんです。

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枝豆、こんにゃく、コーン、大豆ガルバンゾーレッドキドニー、にんじん、ひじきが入っています。豆は4種類も使われていました。

梅肉と昆布と節もの、酢などで調味されていて、さっぱりと食べやすいです。小さいこんにゃくの使い方も上手だなと思いました。何の違和感もなく、ふつうにおいしいです。豆の茹で加減(蒸し加減?)も程よく、ちょうど良い食感に仕上がっています。

上の写真、サラダ菜とオレガノは私が添えたものだけど、袋から出すだけでちゃんとした一品になりますね。さすが、フジッコさん。これを131円で売るファミマもすごい。自分で同額で作るのは不可能です。

インドネシアの枝豆、タイのコーン、日本の大豆カナダ産のひよこ豆アメリカ産のレッドキドニー、中国産のひじき‥‥世界の食材が仲良く一つにまとまった「豆とひじきのサラダ」でした。

上賀茂手づくり市へ

毎月第4日曜日に開催されている「上賀茂手づくり市」、自宅からお散歩圏内につき、ラボ出勤前に覗いて来ました。本日の収穫は‥‥ o(*^▽^*)o

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知り合いの店が3軒も出店しておられました。最初に見つけたのは「青い鳥のパン屋さん」こと、L'oiseau bleu さん。

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そして、スマート会で知りたった、大原の「カワタロウコーヒー」さん。
最後までグルグル探し廻って見つけたのは、大好きな Suger さん!

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Suger さんは、引っ切りなしにお客さんが来られていました。
お邪魔にならないように端っこで「ハチミツジンジャー」を飲んで、白花豆とオレンジのジャムお豆たっぷりのパウンドケーキを購入〜(*^-^)
Suger さんのお顔を見ただけで、うれしくなりました。喉にひんやり、はちみつジンジャー♪ 生姜スライスもレモンスライスも、ぜ〜んぶおなかの中へ。やさしい甘さを、ありがとうございます♪
カワタロウコーヒーさんでコーヒー豆を買って、青い鳥さんで限定の食パンやピーナッツあんこのパン、メロンパンを買って‥‥
皆さんのご活躍ぶりに良い刺激をいただき、急いで手づくり市を後にしました。
4月の最終日曜日、京都・快晴。
もうすぐゴールデンウィークが始まります。。。

豆来る(まめきたる)3

4月も終盤、仕事で週1レシピを作らせていただいている「来月のテーマ豆」が届きました。

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来月の豆はペルー産の「カナリア豆」。私にとって、初めてさわる豆です。

というか、日本国内で扱っている販売店はなかなか珍しいのではないかと思います。

日本の大豆小豆のように、ペルーでは当たり前に小売店に並んでいる豆なのかもしれません。あぁ、行ってみたいなぁ、ペルーにも‥‥

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これが、カナリア豆の拡大写真。カナリア色をしているから「カナリア豆」というそうです。ふふふ。ネーミングが可愛いですね。(*^-^)

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水浸けすると、本当にカナリアみたいな色ですね。

いんげん豆の一種だそうです。さて、GWはカナリア豆と戯れよう‥‥(゚▽゚*)

ラムレーズンあんこ

Suger さんに感化され、最近、洋酒とあんこの組み合せに凝っています。

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作ったのは小豆のあんこにラムレーズンを混ぜたもの。

小豆は「親分」こと、北海道・遠軽の辻本宜子さんが送ってくださった北海道剣淵町・澤山ファーム産の小豆(しゅまり)を使いました。

レーズンは冷蔵庫に残っていた輸入もの、ラム酒は製菓用の小瓶のもの。

砂糖はグラニュー糖をいつもより少なめに入れ、ゆるゆるに戻したレーズンを最後に混ぜました。

あんこが冷えるとき、ずいぶん水分が飛んでしまうので、レーズンを浸した残りのラム酒も加えて、ユルイあんこに調えました。

クラッカーの塩分が助けになって、なかなか好い感じ(だと思います)! 今どきの洋菓子に合わせてイケルかも‥‥
さて、次はどんな組み合せを試してみようかな‥‥(*^-^)

御城之口餅【おしろのくちもち】

奈良にご縁をいただいて一年。毎月お邪魔しています。

そのおかげで、前からマークしていた菊屋さんの「御城之口餅」を買うことができました! 
私が「御城之口餅」を知ったのは、和菓子好き委員会あんこ部さんの「あんこなしでは生きられない あんこ読本」のP86に掲載されていたからです。念願かなってウレシイ!

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とろ〜んととろけそうなお餅の中に素朴な粒あんが包まれていて、青大豆きな粉をまぶしてあります。あぁ、やさしいあんこ。奈良のお味でございます。

ほんと、一口サイズの可愛いお餅。秀吉公が食べたと聞きますが、姫君たちがさぞやお喜びになり、その姿を愛でた秀吉公がよりいっそう喜ばれたのではないかと、勝手に推測致します。

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Img_20150423_110948自分用に購入したのは6個入りです。箱もお洒落。開くと奈良の地図が現れます。

もう、何と言うか、本家菊屋さんの御城之口餅のおかげで、いっそう奈良が高貴なところに思えました。

*御城之口餅は郡山城主 豊臣秀長公が兄である太閤秀吉公を招いて茶会をしたときに創られたお餅だそうです。このお餅を食した秀吉公はたいそう気に入って、「鶯餅」という名前をつけたそう。

菊屋さんのお店がお城の入口にあったことから、みんなが「御城之口餅」と呼び、商品名になったとか。(゚▽゚*)

瓶詰め研究中

昨日のNHK「あさイチ」を視て、瓶詰めマリネの研究中。

見よう見真似で自分でもやってみたけど‥‥

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青大豆秘伝豆も入れてみました。

もうちょっと、工夫と改善が必要です。。。

豆のスープ

外で食事をするとき、豆が使われている料理だけは写真を撮らせていただいています。

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この写真は、4月某日のグリル・フレンチのランチで出されたスープ。
さやいんげんのスープでございます」
*** さやいんげん、ということは乾物の豆ではなくフレッシュを茹でてスープにされたのだな、と思いながら口にしました。青々しい豆の味がしっかりして、うれしかったです。
時どき美味しい食事をご馳走になったりして、好い想いもさせていただいてます。(*^-^)

Suger さんの豆のごちそう2

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白いんげん豆とココナッツのジャム (写真左上のピンクの蓋の瓶)

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パンやクラッカーにつけて食べました。ココナッツが入ることで「南国風の白豆あんこ」みたいな味の印象を受けます。ミルク味のような、豆のような、バニラ味のような‥‥

Suger さんの味覚のセンス、素晴らしいです。白いんげん豆とココナッツの組み合せ、逆立ちしても私には思いつきません。白ワイン、ラム酒も使われています。

豆はよく白餡に使われる手亡豆か、グレートノーザンだと思います。粒あんみたいに豆の粒が残ってて、所々やさしい肌色がのぞきます。こんな豆ジャムを口にすることができて、しあわせです。

Suger さんのショーケースには、もっともっといろんな豆ジャム洋風煮豆が並んでいます。欲張らずにちょっとずつ、何回も買いに行こうと思います。(*゚▽゚)ノ

Soy Sweets Suger

京都市北区紫野西野町2 TEL 075-432-6711  店休日:月曜、火曜

Suger さんの豆のごちそう1

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紫花豆といちごの赤ワイン煮

豆の茹で加減が絶妙です。均一に中までムラなく火が通り、とろけるようななめらかさを感じます。赤ワインと砂糖、レモンで形成される甘味と酸味のバランスが好きです。2粒、3粒入っていたブルーベリーに、得した気分をいただきました。
Suger さんの洋風煮豆、私にはとても追いつけないレベルの高い煮豆でした。

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Soy Sweets Suger

京都市北区紫野西野町2 TEL 075-432-6711  店休日:月曜、火曜

紫花豆と藤花豆

北海道産の紫花豆藤花豆。どちらも「花豆」の仲間ですから、大粒です。

花豆の中でも紫花豆は珍しい豆ですが、藤花豆はもっと珍しい豆です。
藤花豆は、紫花豆の黒と薄紫色を反転させたような模様です。

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どちらの写真も、上が藤花豆で、下が紫花豆です。
乾燥豆の右にある丸い容器の液体は、それぞれの豆を水浸けして抜け出した色の比較です。
右の写真は、水浸けしておいた後の豆の比較。
不覚。茹で後の比較写真を撮り忘れました。。。
藤花豆の浸け汁のほうが赤みを帯び、紫花豆からは赤茶色が溶け出していることがわかります。
こんな話、専門的すぎて面白くないですね。
いいのです。未来の私のための覚え書きですから。
藤花豆を使って、白ワイン煮を作りました。
紫花豆を使って、赤ワイン煮を作りました。

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レシピは今週末くらいに公開されます。赤ワインとグラニュー糖とレモン汁、豆に浸みておいしかったです。Bご夫妻に好評でした〜 (゚▽゚*)

豆なレシピ 3品

豆・雑穀の専門店「すずや」 さんのサイトに、週に1本つくらせていただいている
「豆なレシピ」から、最近つくったレシピを紹介します。

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秘伝豆のシュウマイ   「シュウマイのグリーンピースは苦手」という人たちのために、グリーンピースを枝豆味の秘伝豆に変えました。その豆を外しても‥‥ シュウマイの中には、水煮にして刻んでおいた秘伝豆が入っています。(*^-^)

*余談ですが、この写真に使っているクロスは私の一張羅の結城紬の残布で〜す♪

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紫花豆のシロップ浸け   豆ビギナーの頃によく作っていた「紫花豆のシロップ浸け」です。グラニュー糖を浸透圧で2度に分けて加え、2日かけて味を入れています。仕上げにグランマルニエで香り付けしています。
*余談ですが、この「蘭」の豆皿は、お友だちのTさんからのいただきもの。奥に少し見えてるピエール・エルメのチョコは、Iさんからのいただきもので〜す♪

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紫花豆のマリネ   紫花豆ひよこ豆を使いました。うす塩で別茹でにして、白ワインビネガーで和えています。玉ネギ、セロリも一緒に和えてサラダ感覚でどうぞ。
*余談ですが、クラッカーにのる白いペースとは、Suger さんで買った白いんげん豆のジャム。ピンクの蓋の瓶に入ってるのが、それです。超オイシイ!

きなこ味のラスク

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青い鳥のパン屋さんこと『 L'oiseau bleu 』さんのラスク・きなこ味。

同じくアールグレイのラスクもいただきました。

そのサクサク軽い食感が、とても好い感じです!

きなこもアールグレイも表面だけにからめた味ではなく、パンの隙間に味がしみこんでいる感じ。おいしいです。とっても (*^-^)

Hさま、ごちそうさまでした。

鴨川茶店とお花見セット

雨も上がり、家の近くの賀茂川沿いで毎年開催されている「鴨川茶店」が、この週末開催されています。

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半木の道の桜(紅枝垂れ)は、満開を10としたら、本日10〜12くらいの咲き加減でした。
国際色豊かに、皆さん楽しんでおられました。
右下の写真は「お花見セット」、桂の「井津美屋」さんのお団子や桜もち鶯もちが入っています。小豆のあんこ入り+きな粉
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桜はいいですね。

ただそこに在るだけで、見る人を笑顔にさせる。

散る前から待たれて、咲いたら喜ばれ、散りゆく様も美しいと称えられ、「また来年」を待ってもらえる。

将来の夢のひとつは、桜葬。わたしは桜の樹の根元に眠りたいと思っています!

CAFE RANDY の桜プレート

急な用事で日帰り東京へ。せっかくなので、前から行きたいと思っていたお店にて昼ごはん。

CAFE  RANDY 〜 六本木1丁目
初めて訪れるその店は、小山薫堂さんのご講演をお聞きした日から、行ってみたいと願っていたお店でした。平日昼間、マダムっぽい奥さま方と、小さいお子さま連れのお母さま方が優雅な時間を満喫しておいでのご様子。おそらくその店に不似合いな私たちは、久々の再会を喜び合いながらの食事。
桜プレートをいただきました。

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鴨のコンフィ、ハムのムース、野菜のクリームスープ、グリーンサラダ、パンのセット。桜の期間だけのお楽しみメニューでした。

そこに、豆発見!

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茶色のレンズ豆を玉ネギ、ベーコン、人参などと共にソテーして鴨に添えてありました。
桜並木の見えるステキなカフェで見つけたは、六本木1丁目で迷子になって途方に暮れそうになった大人が見つけた「小さな仲間」。
のおかげで私は、見知らぬ土地に行っても物怖じすることなく、誰とでもお話しができる。そんな気がしました。
あと1週間早かったら、窓辺の桜は満開だったのでしょうね。ちがう時間帯に、気になるほかの料理もゆっくり食べてみたいです。
凍えるように寒い春の一日でした。Uさま、ごちそうさまでした。

緑貝豆のマリネ

北海道産の緑貝豆に野菜とフルーツを合わせたマリネをつくりました。

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緑貝豆の乾燥した状態の模様からイメージして野菜は白菜、大葉、サラダ菜を使い、グレープフルーツを合わせました。塩、コショウ、レモン汁、E.V.オリーブオイルで和えています。

緑貝豆は水浸けすると模様が薄くなり、水煮にするとほとんどわからなくなります。レモン汁の酸で模様がもどらないかとかすかに期待したけど、現われませんでした。残念‥‥

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  写真左:乾燥状態  中:水浸け1日後  右:水煮にしたもの

水煮にした緑貝豆は、白金時を茹でたときの見た目、味と似ています。丸っこいホクホクに、酸味とオイルの丸みがからむ和洋折衷の日本人好みな味わいに仕上げてみました。

魚介類が大丈夫なご家庭では、タテ細切りにした白菜を、イカそうめんで代用されるのも美味しいのでは‥‥ (・∀・)

北海道産 緑貝豆

豆の王国・北海道より「緑貝豆

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緑貝豆は私にとって初めての豆です。
うっすら黄緑色のもようが、白い豆の表面に描かれています。
「描く」というと語弊があるかもしれませんが、あえて「描く」と著したくなるのは、豆の一つひとつがすべて異なる愛らしい表情をしています。
正に自然界が描いたあるがままの模様、私が豆を好きな由縁の一つでもあります。
で、その緑貝豆を水浸けしたのが、これ。

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表面の淡い模様は、豆が膨らむときに薄れてしまいます。水に色が溶け出すわけではなく、ふくらませる前の風船の色が、ふくらませたら薄くなるなるような原理ではないかと思います。
茹でているときは、金時豆が煮えているときと同じようなにおいがします。ホクホクとしたデンプン質の茹で上がりに口の中でホロリとくずれたときのあの感じ。
そうやって豆の煮えるニオイはいつも、脳の後ろのほうから鼻腔の奥にやって来ます。

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左から乾燥状態の緑貝豆、水浸け1日後、茹でた状態

水に浸けるとけっこう大きくなって、水煮にしても大きさは変わらず、色が肌色味を帯びます。って、おそらく誰も興味ないのかも‥‥

いいのです。このブログは、私の記憶のための記録ですから‥‥

緑貝豆の水煮を使って、あすは涼しげな料理を創作しようと思っています。足りない食材を買ってこないとね (゚ー゚)

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