栗のようなお味でございます。
「くり豆はインゲン豆の一種で、栗のような風味を持つことからこう呼ばれています。稀少な豆で、市場でみかけることはほとんどありません。栗のような風味を味わいたいなら、味付けはシンプルに」と袋のオモテに書いてあります。
北海道産の『くり豆』、初めて使わせていただきました。
水に浸しておくと、金時豆や黒豆のように、色が抜けます。水にもどす前からの丸っこい形のまま、大きくなります。
ぷっくらとしたその形が、なんとも愛らしいです。
茹でているとき、かたさを見るために1粒つまんでみました。
ホントに、ほっくほく。栗のようです。自然の甘み、旨みもじんわり感じられます。
「おにぎらず」の具に‥‥ な〜んてことを考えていたので挽き肉と合わせて、きんぴら豆ごぼうにしてしまいました。そしたら、出汁醤油の味と生姜、みりんの旨味が立ってしまい‥‥ 栗の味があんまりわからなくなりました。
くり豆のきんぴら豆ごぼう
冷ましたら、栗のようなほっこりした甘さがもどりました。(*^-^)
おそらく栗豆は、うす塩で炊き込みごはんにするとか、お赤飯の豆として使うとか、そんな使い方がおいしいのかな? と思いました。お赤飯に使うときは、けっこうな紫色につき、黒米や黒豆を使うときのようなニュアンスで「米:豆」の分量を調整するのが良いかと思います。
せっかくの稀少な『くり豆』。ひとりで実験に使うのは、もったいない。人が集まる場に持参しようと思います。
北海道の生産者の方、豆と雑穀の専門店 すずやさん、このような珍しい豆を使わせてくださって、ありがとうございます。
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