「新丹波黒」と「紫ずきん」
黒豆枝豆の話しをすると、よく訊ねられます。
「紫ずきんのことでしょう? 食べたこと、ありますよ」と。京野菜検定にも登場する「紫ずきん」、果たして黒豆なのでしょうか?
北尾さんの「丹波ぶどう黒豆」を取り寄せしたら、箱の中にとても興味深い記述がありました。
以下、無断で転載しています。興味のある方はご一読ください。
当社の黒豆の枝豆は、「新丹波黒」という黒豆の中でも最高といわれる品種で、9月の中頃から出回っている「紫ずきん」ではありません。
紫ずきんは早く収穫するために科学的に品種改良されたもので、枝豆にはなりますが、刈らずに年末までおいても黒豆にはならず、その上黒豆本来の風味、味に欠けます。
「新丹波黒」は、収穫が10月中頃になるため、さやの色が茶色になり、見た目は悪いですが、甘味が強く、むちぃとした歯ざわりのなんとも言えないうまみがあります。刈らずに年末までおくと大粒でおいしい「ぶどう黒豆」となるものです。
お届け時期が遅いとおしかりのお客様もいらっしゃいますが、何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。 北尾商事株式会社
紫ずきんには「Kマーク」も付いていたのに‥‥、試験にも出たのに‥‥、
オモテに出ない真実はコワイです。
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