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丸太町「うふ♡北長」

京都市、地下鉄丸太町駅界隈を歩いていて、偶然見つけたお店です。

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え〜感じでしょう!

三陸わかめ屋さんではありません(わかめも売っています)。アイスクリン屋さんでもありません。プロレスポスターが貼ってあります。店前に、朝顔も育っています。

そう、ここは、お豆腐屋さん。昭和生まれの人たちの記憶を再現したような、エイジングをかけた映画のセットのような‥‥。
そんな手の混んだ仕掛けを何もほどこすことなく、営々と日々の豆腐家業を百数十年続けてこられた実在するおとうふ屋さんなのです。

反対側から見てみましょう。

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こんな感じ。店の売場スペースは、入口あたりに見える保冷ケースのみ。
望遠レンズで近づいてみると‥‥

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「きぬごし」の文字が、風にひるがえっていますね〜♪

今のところ、残念ながら私はまだ、この店の豆腐を食べたことがありません。買ったのは、「ひろす 80円」と「厚揚げ 70円」のみ。

「ひろす」は、別名「飛龍頭」「ひろうす」「がんもどき」などの呼び名があります。

店の名は「北長」さん。右から左に読む磨りガラスに書いてあります。
おばちゃんが教えてくれたのだけど、看板の役を担う擦りガラスが相当な年代物で、今はもう、このガラスを作ってくれるところがないんですって。

あるとき、「と」の字が割れちゃって、「と」の代わりに木の板を入れたそうです。

ゆえに、この店の愛称は「うふ♡北長」
ネーミングは、豆・豆 のどか です。

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夕方になると、おじちゃんが、このリヤカーで豆腐屋のラッパを吹きながら、とうふを売りに行かれます。

丸太町の「うふ♡北長」、見つけたら買ってね。

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コメント

北長とうふ店の元ご近所さまへ

5月にコメントをいただき、北長とうふ店を思い出しながらもそのままになっていて、
過日ようやく再訪しました。その時のことを、別バージョンの豆なブログに掲載しました。
よろしかったら、のぞいてください。

とうふ「北長」さんへ
http://mame-lab.jp/toufu_kitanaga/

「北長」の とうふ丼
http://mame-lab.jp/kitanaga2/

北長とうふ店の元ご近所さま

ブログにコメントを入れてくださり、ありがとうございます。
北長さんは、そこに長く在り続ける日本の原風景を思わせる豆腐屋さんだと思います。
おばちゃんもやさしかったし、ご主人がリヤカーで売って回られている姿も、何とも味があっていいなと思っていました。
コメントをいただき、久しぶりにまた買いに行ってみようと思いました。「きぬごしとうふ」、ですね。(^^)

北長とうふ店、昔の姿そのままですネェ♪私は、生まれてから昭和46年までの24年間北長とうふ店の近所に住んでおりました。北長とうふ店で
夏場販売される「きぬごしとうふ」は絶品で、夕方近くになると鍋をもって店頭へ買いに行ったものです。食べ方としては邪道なのですが氷水で冷やした「きぬごしとうふ」を軽く潰して醤油をかけ、熱いご飯の上に載せて食べると軽くご飯を三杯食べたものでした。今でも北長の「きぬごしとうふ」の滑らかな舌触り、柚子の香りがほんのりしていて未だに忘れられません。北長の「きぬごしとうふ」は日持ちがせず、当日に食べないと風味を損なうので地元の方でなければ味わえない代物です。スーパーで売っている「きぬごしとうふ」とは別物です。

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