藤井まり先生の精進料理教室
鎌倉に精進料理を習い、精進料理を食す庵があります。その「不識庵」で精進料理塾「禅味会」を指導されている藤井まり先生と、この度ご一緒させていただきました。
まり先生は、故・藤井宗哲氏が残された『食は心なり』の精神を大切に守り、日本国内はもちろん、海外各国(アメリカ・フランス・イギリス・マレーシア・韓国など)にも伝え続けておられる精進料理の大家です。
京都テルサにて開催された精進料理教室は、曹洞宗婦人会近畿管区の方々を対象にした教室で、私は友人・めぐりんさんと共に、まり先生の助手を務めさせていただきました。
今回の料理は、「生姜飯」「蕪の利休汁」「ごまとうふ」「春菊とりんごのクルミ和え」「蓮根蒸し」「高野豆腐の揚煮」「白菜アチャラ漬け」の全7品です。
私は主に、生姜飯、ごまとうふ、高野豆腐の揚煮、りんごのクルミ和え、アチャラ漬け、野菜類の煮方を担当しました。準備、追加の買い出し、片付け係もさせていただきました。
めぐりん&のどかペアですから、ハプニングもいろいろ。それらの弱点、欠点をすべてにっこりとカバーしてくださる藤井まり大先生。試食時には曹洞宗の奥さま方に混じって、まるで何事もなかったように、おいしい精進料理をご馳走になりました。
右の写真は、藤井まり先生と曹洞宗 近畿管区教化センターの大井龍樹さま
精進料理を曹洞宗の皆さまと共に味わうことができて、たいへん勉強になりました。
お箸の袋に「五観の偈(ごかんのげ)」が記されていたので、いただいてきました。書き下し文には、次のように記されています。
一、おいしさを つくってくれて ありがとう
二、ふり返ろう 私のおこない その心
三、言わない やめよう 好き嫌い
四、身をつくり 心をつくる よき薬
五、いただきます 今を大事に生きるため
‥‥ 何年も前から見覚え、聞き覚えていた言葉が、曹洞宗の資料に記されていました。
「仏道をならふといふは 自己をならふなり」
「願わくは此の功徳を以て、普く一切に及ぼし、我等と衆生と、皆共に仏道を成ぜんことを」
良い機会をいただき、ありがとうございました。
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