ささやまさんぽ「黒豆の音」その1
丹波篠山と言えば、ここ数年来お世話になっているお正月の黒豆・丹波の黒大豆「飛切」の産地です。その黒豆の本場・丹波篠山に行き、黒豆の収穫→乾燥→脱粒→選別→販売の現場を見て来ました。
こんな夢のような体験が、食事付き1,200円でかなうとは‥‥ 篠山市企業振興部観光課様と、社団法人ノオト様に心より感謝します。
●朝10:00 篠山観光案内所に集合。私は明石のYさんと参加しました。電動アシストのレンタサイクル(1日800円)を借りて、いざ、黒豆サイクリングの始まりです。
●向かうは小多田地区。このエリアに、広く黒豆が栽培されているとのこと。その途中で出会ったのは‥‥
収穫した黒豆を積んだ一輪車。軒下には脱穀後の豆のカラが縛られていました。
ちょうど農家のお母さんが、カラカラになった黒豆の枝を叩いておられます。「こんにちはぁ〜」「ちょっと見せてくださぁ〜い‥‥」
豆が飛んでいかないようにシートが張り廻らされ、豆は勢いよくそこここに飛び散っていきます。
参加者は皆、根掘り葉掘り聞きたがり屋に‥‥。
目の前のお宝に、興味津々です。
茶色い鞘からこぼれ落ちる黒豆。
まだ完全に乾き切っていない若い黒豆もありました。
粒が大きくて生々しい黒豆は、きれいな紫色をしています。お母さんにお願いして分けてもらってきました。
●先ほどその紫色の豆を入れていた袋を開けてみたら‥‥
きれいな紫色だった豆は、真っ黒に! そぅか〜、豆は生のとき紫色をしていても乾くと黒くなるんですね!! まるで羽化したばかりのサナギが蝶になったような変貌ぶりです。
●丹波篠山には、ちょうど今、黒豆を収穫している畑もあれば、収穫を終えた後の柵の上に枝付きの黒豆を天日干ししている畑、柵を撤去して逆さ干ししている畑もありました。
●もともとは、田んぼの畦豆(あぜまめ)として栽培された黒大豆。兵庫県発祥の大粒で極晩生種の黒豆は「丹波黒」の品種名で呼ばれています。
右は、農家さんの家屋の隣に併設された小屋。たくさんの枝付き黒豆を乾燥中。
●黒豆の脱粒作業を手作業でされている農家さんもあれば、一括して機械を使って乾燥〜脱粒〜選別する工場に委託される農家さんも‥‥。どちらも根気と手間のかかる作業です。
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