鍋たき十年
日付が変わったので、今日15日は「赤飯の日」。
そして、丹波篠山では15日(土)、16日(日)も「味まつり」が開催されます。
先週の話しを書いてしまいきれなくて、続けて書きます。それは、通りがかりの和菓子屋さんでのこと。
丹波栗菓匠「大福堂」というお店に出くわしました。良いお店というのは玄関の表情で感じるものがあります。入ってみましたら、やはり・・・
読めますかねぇ? 読めませんよね。店内に掲げられていた額の文言に惹かれて、店の方にお断りして写真を撮らせていただきました。そこに書かれた文言とは(達筆すぎて、◯は読めなかった字)
◯床三年 鍋たき十年という言葉がございますように
生菓子は餡の風味が生命です。おいしい餡がつくれる
ようになるには長い年季が必要ですが 私共職人が とくに
苦労しておりますのが水でございます
餡は小豆をたいてつぶし何回も大量の水でさらして生あんを
こしらえ砂糖を煮詰めた蜜にそれをまぜ たき上げて
つくります。その時に使う水ににおいがあるとそれが餡に
移り小豆の風味をそこないます。そして水がぬるいと
なまってしまい サラッとしないだけでなく夏場は早くいたみ
やすくなります。このように餡のよしあしは水によって決まる
と言っても過言ではないのです。
ここ篠山は周囲を山に囲まれ由良川と加古川の上流に
あたり、豊富な水に恵まれていますが、この篠山の
水こそ菓子職人の求める水なのでございます。
この清◯な水をふんだんに使用し菓子を作り
つゞけておりますが これも篠山という土地に住む
おかげと日々感謝いたしております。
大福堂主人識
あんこ職人のお言葉に心うごかされ、ステキだなと思って載せました。
「鍋たき十年」ですよ。私がお正月の黒豆を覚えるのにも、およそ十年かかりましたもん。「おいしい餡がつくれるようになるには長い年季が必要」なのです。それと、水の重要性。
これを読んですぐに、京都の北野天満宮あたりにある あんこ屋さんが、日々おいしいあんこを作られるのを思いました。
鍋たき十年。赤飯十年。
赤飯を作り始めて、おそらくまだ3〜4年しかたっていません。年季をかけて腕を磨いていこうと思います。
せっかくなので、大福堂さんの和菓子を載せておきます。黒豆大福、粟大福、くるみ大福、栗餅、ごま大福だったかと記憶しております。
黒豆も栗も、丹波産だと思います。栗餅と黒ごま大福が、私は好きでした。
味まつり、この週末も行きたいなぁ‥‥ ここからだと片道3時間です。
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コメント
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はる さま、こんばんは。
日々のおいしい餡づくり、おいしい水があってこそなのですね。
近くにお豆腐屋さんもありますもんね。
「こし餡」と「さらし餡」は同じものですか?
さらし餡は、水で晒すから「さらし餡」ですか?
それとも、晒しをつかって晒すから「さらし餡」ですか?
はる さまブログにお訊ねを送りますね。
投稿: のどか | 2011年10月15日 (土) 21時10分
のどかさん、おはようございます
あんこ職人のお言葉から、北野天満宮あたりのあんこ屋を思ってくださり
有難うございます。
ほんと、水が大切なんです、美味しい餡にするには。
投稿: はる | 2011年10月15日 (土) 07時12分