雑穀の魅力〜講座に参加
大阪市天王寺で、雑穀アドバイザーの梶川愛先生による「雑穀の魅力を伝える講座」が開かれるとあって、早起きをして聴講に行ってきました。
雑穀に詳しい友人・知人はたくさんいるのに、実は私は豆のこと以外あまりわかっていません。梶川先生の講座は、一ヶ月以上前から申込みをして、今日が来るのを心待ちにしていました。
今日の講義の中で興味深かったのは、日本雑穀協会さんによる雑穀の定義です。
「日本人が主食としている『白米』以外の穀物の総称で、キビ、アワ、ヒエなどのほか、大麦、そば、キノア、アマランサス、豆類、ゴマ、黒米、赤米、玄米なども雑穀として広く扱います」ということでした。
豆も雑穀なんですね!? そぉかぁ〜、と妙に納得しました。そう言えばブレンド雑穀の中に、黒千石(小粒の黒い大豆)や、挽き割り大豆、挽き割り小豆などが入っていたりすることがありますね。
梶川先生のお話しは、雑穀の素人の私にはとても勉強になる内容ばかりでした。
いろいろな雑穀の栄養価や特徴などのほか、雑穀の扱い方、保管の仕方、下準備などについての講義のあと、梶川先生のレシピによる料理の紹介もしてくださいました。
たかきびと茄子の中華炒め、冬瓜のたいたん もち粟あんかけ、丸麦のサラダなど、自分も真似てつくってみたいと思う雑穀レシピを入手することができ、ラッキーな講座となりました。
梶川先生というのは、私の友人♡めぐりんさんです。勝手に写真を載せるとおこられそうなので、展示されていた雑穀の写真をいくつか載せておきます。
きび・高きび・ひえ・もち麦・黒米・緑米・アマランサス・そば米などが整然と並んでいました。
写真右は、梶川先生の雑穀のルーツともなった「はと麦」です。先生の母上が、娘さんのために玄米ごはんに はと麦を混ぜて炊いておられたことが、はと麦を好きになるきっかけとなったそうです。
雑穀のひとつである「ひえ」は、私にとって子どもの頃から聞き覚えのある植物です。
兼業農家をしていた実家の両親が、田んぼに点在するヒエ(雑草)を除去するのに難儀していました。
そのことで質問したら、雑穀の「ひえ」と田んぼの雑草である野ビエは別ものなのだそうです。繁殖力があり、痩せた土地でも育つ雑穀の「ひえ」ですが、雑穀用として人が世話して栽培したものが「ひえ」として売られているとのこと。
質問したいことや疑問はもっとありましたが、質問は程々にして閉講となりました。「豆類も雑穀の仲間」と知って、雑穀つながりの人たちの顔がずら〜っと浮かび、今日もまた いい一日となりました。
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コメント
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辻本の親分、こんばんは。
相変わらず ご多忙な日々をお過ごしのようですね。
親分の行くところは笑顔のふれ合いがいっぱいなのですよね。
雑穀協会、乾物協会とあるのに、豆は‥‥?
金時豆、大好きです (o^-^o)
投稿: のどか | 2010年9月29日 (水) 00時51分
のどかさん、レポートありがとうございます。私の講座の参考にさせて頂きます。さあ、「大地の詩」のスタッフ料理と消費者協会の牛乳料理講習会が終わったら、講座の勉強を始めます。お豆が雑穀に入っているんですよ・・・乾物協会もお豆が入っているし・・今日は、金時豆を煮ました。明日は、豆のマリネを作りましょう!!
投稿: 辻本 | 2010年9月27日 (月) 23時59分