緑豆デザート
処暑も過ぎたというのに、未だ暑さが鎮まりません。
→しょしょ 暑さがやむ、の意味で朝夕の冷気が加わり涼風が感じられる頃。
身体の熱を冷ましてくれる豆は‥‥? と考えて、緑豆(りょくとう)を甘煮にしました。昨年は失敗しながら何度も煮た緑豆も、夏の終わりが近づいてようやく火にかける始末。
「もっと早く煮ればよかった」と思うけど、まだ大丈夫。残暑厳しきナツはまだまだ続きそう。
もやしや春雨の原料になる豆です。小豆のアカが緑色になったようなイメージ。身体の熱を冷ます働きがあり、口内炎になりやすい人にもおすすめだとか。
アクが強いので、最初に強火で5分くらい煮たら、湯を捨てて水洗い。さらに中火で10分ほど煮て、またもや湯を捨て水洗い。それから豆の様子を見つつ、10〜15分くらい煮ます。この時、砂糖を2〜3回に分けて入れ、塩もひとつまみほど加えます。
あとは、火からおろして鍋に蓋をし、予熱で煮上げる感じで。
すると‥‥
昨晩煮て、鍋の蓋を少し開けていたら、今朝は豆がチョイかた過ぎました。先ほどもう1度火にかけ、完全に蓋をして予熱を充分にもらった状態がこれです。
金時豆や白いんげん等の煮豆だと、煮くずれるのはうれしくないのですが、緑豆は煮くずれかけたほうが豆のうまみが伝わってくるように思います。
今夜も私は出張料理人になり、冬瓜(とうがん)を使った「インド風ほうれん草カレー・スープ」をつくる予定です。そのデザートに、緑豆の冷やしぜんざいと白玉だんごを添えようと考えています。
おいしく出来ますように‥‥
今日は藤島クンの二十歳の誕生日で、青年は「白玉が大好き」とのことでした。あ〜、よかった (o^-^o)
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コメント
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辻本の親分、こんばんは。
緑豆は口内炎、小豆は婦人病、なのですね。
アンコ大好きな私には、うれしい効能です。
20年くらい先に「豆は身体にいいよ」と、身をもって証明できるようになりたいです。
投稿: のどか | 2010年8月26日 (木) 00時37分
可奈さん、こんばんは。
最近、出張料理先のテーマは「冬瓜」です。
デカイ・デカイ・冬瓜を2個ももらったそうで、昨日は冬瓜の味噌煮込みスープ、今日はホウレン草のカレースープになりました。
次回は、カニ缶詰を使って、あんかけにする予定。
冬瓜って、5〜6年前まで無縁な野菜でした。ここ数年、台所に登場するようになりました。
投稿: のどか | 2010年8月26日 (木) 00時34分
以前にも話しましたが、20年前に我が家に来た台湾の留学生は、緑豆持参でした。その時、初めて口内炎に良いと聞きました。そうそう、婦人科には、小豆が良いので煮て食べなくては・・・
投稿: 辻本 | 2010年8月25日 (水) 23時29分
出張料理人・のどかさんのカレー食べたいです。
きっと本格的なから~いカレーなんでしょうね♪
緑豆デザートも美味しそうです。
のどかさんのお料理が食べられる方々が羨ましい限りです(^O^)
投稿: 可奈 | 2010年8月25日 (水) 23時14分