ひよこ豆と春ゴボウのポタージュ
いつ、どこからやって来たともわからない調理器具が、キッチンの棚の奥に眠っていたりしませんか? 私のところで、そのひとつがこれ。
このミキサーが、昔から持ってたものなのか、よそ様からの頂き物なのか、記憶が定かでないのです。ゆえに、説明書なる書物も見たことがありません。
スイッチは「ON」or「クラッシュ」、茹でたひよこ豆と1cm角の玉ネギ、薄切りにして茹でたゴボウを入れ、クラッシュ、クラッシュ、クラッシュ‥‥ 穀物屋 森光商店の料理教室で習った料理を再現しているつもりでしたが、なんとも、ねっとりした感じ。茹で汁がほとんど蒸発気味だったから、湯を足すべきだったのでしょう。重た〜く流動食みたいになりました。
鍋に戻して、牛乳を足し、再び温めて‥‥ じゃじゃ〜ん (^-^)!
これが何なのか、書かないと判別できませんよね。
だけど、食べる人には、ひと口目からゴボウが入っていると判別できます。な〜んか、ほんわりとゴボウなんですよ。茹でたらホクホク栗のような味になるひよこ豆さんは、えばった味を醸すこともなく、ゴボウくんを「よしよし」と包み込んでいる感じ。そのまとめ役が玉ネギばあや。生ではあんなにとんがっているのに、熱を加えると、こんなに甘くなる。
すごいなぁ〜、こんなレシピを考案された方は‥‥
ポタージュ実験を経て、ひとつ気付いたこと。それは、ポタージュとアンコは似ている! と言っても、白あんと、ではございません。
アンコもポタージュも、でき上がり状態から、どんどん水分が蒸発し、最初のちょうどいい具合よりも、思った以上に固形化するのです。ゆえに、思う固さより早めにガスを止めるか、のばす牛乳の量を増やすかしないと、ドロッと糊みたいです。
前につくったカボチャのポタージュは裏ごししましたが、今回はミキサーを使用。棚の暗がりで眠っていたミキサーの久々の晴れ舞台となりました。
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コメント
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ふみこ さま
こんにちは。同じ日に習ったポタージュを同じ頃につくったんですね。
なんだかご縁を感じます。
タマネギ、ゴボウをフライパンで炒めるのも、おいしそうです。
次回は私も、その方法でやってみます。ありがとうございました。
投稿: のどか | 2009年3月31日 (火) 17時11分
私も、昨日ひよこ豆とごぼうのポタージュをまた作りました。今回は玉ねぎを一緒に煮ないで別にフライパンで茶色になるまで炒めました。以前料理教室で玉ねぎを茶色になるまで炒めてミキサーにかけると美味しいと習っていたので、そんな風にやってみました。この前の時とまた一味違って美味しかったですよ。
穀物屋森光商店からお知らせとドリンクプレゼント券が届けられました。いろいろ参考にさせていただきます。縁つなぎをしてくださったのどかさんありがとうございました。
投稿: ふみこ | 2009年3月31日 (火) 11時35分