小豆入り雑煮
明けましておめでとうございます。
年の始めの「豆なブログ」に登場するのは、私のふるさと・八女の雑煮です。
八女の雑煮と言いながら、亡き祖母のふるさと宝珠山村の流れを汲む雑煮だとか。
アゴ(魚)出汁と鶏の出汁に、餅は丸餅、ニンジン、大根、里芋、昆布、スルメ、カマボコ、そして小豆。めいっぱい具だくさんの田舎雑煮。一椀でけっこうおなかにたまるため、私用は餅ひとつ。
幼少の頃から食べ慣れた“お正月の顔”は、おいしいとか、おいしくないとかの次元ではなく、これを食べないと物足りない。そんな感じです。
この雑煮をつくるのはハハで、昆布やスルメを鋏でチョキチョキと切るのはチチの役目。言わば二人の合作です。
去年までだったらここで終わるのですが、なにせ「豆の研究」をしておりますゆえ、前から気になっていた小豆(決して甘くはありません)について、初めてチチに訊いてみました。
「ねぇ、お父さん、なんでうちの雑煮には小豆が入っとると?」
「昔から入っとるもん」
「そっけん、なんで?」
「宗教のアレたい」
「宗教のアレってなん? そのアレが知りたかと」
「俺はわからん。浄土宗の関係やろう。昔の人に聞いてみらんと、わからん」
「お父さんは昔の人やなかと?」
「お父さんは‥‥」
実家は確か浄土真宗だったと思います。親鸞上人(通称:お弘法さん)の像など、見た記憶があります。お寺さんに訊いてみようか‥‥という話しにもなりましたが、元旦につき見送りに。
浄土宗では小豆を食べる習慣があるのかなぁ? と思っておりましたところ、求めるところに情報は寄ってくるものです。たまたま読んでいた中谷比佐子さんの著書「十二か月のきもの」の58ページに、次のような記述を見つけました。
〜冬至は陰陽が交代する時期という考え方もあり、悪鬼が恐れる小豆を食べ、帝王の色として重んじられた黄色をかぼちゃに託して食し災除けをします〜
そうか! 鬼は小豆がこわいんですね。だから小豆を入れるんですね。な〜るほど納得、一件落着!
皆さまのお住まいの地域では、どんな雑煮を召し上がりますか? もし「私のところも小豆の入った雑煮ですよ」という方がおられましたら、それは悪鬼除けですよ、たぶん。
では、本年もどうぞよろしくお願い致します o(*^▽^*)o
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コメント
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はっろ〜、ち〜えこ♪
八女の雑煮は独特だよね。
しかし、熊本の雑煮にも小豆が入るとは、初耳じゃよ。
今年も元気にすこやかに、子育てに励んでおくれなさい。
またね。
投稿: のどか | 2009年1月 4日 (日) 19時40分
あけましておめでとう☆
うちも毎年お父さんが雑煮を作る係りだから、スルメ&小豆入りです。
お母さんは、最近やっと慣れたらしい(笑)
九州地方では、みんな入れるのかと思ってた!
熊本に実家がある子も小豆が入ってるって言ってたからさ。宗教だったとは?!驚きだね!!
では、今年もよろしくね
投稿: ちえぶー | 2009年1月 3日 (土) 22時35分
鷹さま
コメントありがとうございます。
豆まきに大豆をまいていたような気がします。
これからは小豆をまかなくてはと思いました。
「八女」は「やめ」と読みます。
八女茶の八女が、私のふるさとで〜す。
投稿: のどか | 2009年1月 3日 (土) 17時35分
苦情係さま
冬至についての詳しいご説明をありがとうございます。
ホント江戸っ子は粋ですね。見習いたいです。
投稿: のどか | 2009年1月 3日 (土) 17時33分
新年 おめでとう!
そう言えば 節分の豆まきも・・・
鬼は豆が嫌いなんですね~。。。
九州の言葉もええなぁ~^^
一度 直に聞いてみたいです。
ところで「八女」ってなんて読むの?
投稿: 鷹 | 2009年1月 3日 (土) 12時49分
お雑煮にも宗教的な意味合いがあるなんて
…お土地柄様々なんですね
ちなみに冬至は江戸時代から庶民の間に定着しだした風習だそうですよ。
草木が枯れ、動物が冬眠に入り食物入手が困難な事もあり…古今東西、特に北半球では「死」に一番近い時期てして恐れられていたとか
冬至カボチャは秋に収穫した保存食物であり且つ、栄養分も豊富な事から食され
柚子湯はその香りに邪気を払う力があるとされ…古代日本人は柑橘類の香りに特別な意味合いを持っていたのかな
…
何故お風呂に浮かべてまで柚子なのかと云うと…
洒落好きな江戸庶民が「冬至」と「湯治」をかけ、「物事に融通が効く」と「柚子」をかけたとか
…
流石は江戸っ子「
投稿: 苦情係 | 2009年1月 2日 (金) 22時29分