韓国小豆の真実
世間のお盆休み最終日、数日前の予告どおり、私は韓国みやげに小豆を買ってきてくれた友人に、韓国小豆の煮豆をふるまいました。昨晩から韓国小豆を水につけ、今朝コトコト炊いて、砂糖をいつもよりどっさり入れて、かくし味の塩も、ひとつまみ‥‥。小豆と聞いていたから、ホントはあんこにするつもりだったけど‥‥なんだか様子が違うのです。
韓国小豆って、どう見ても「金時豆」なんですよ。水にもどす前は「小豆にしては大きいな」と思った程度だったけど、水にもどしても、炊いても、どう見てもこれは「金時豆」としか思えない。
砂糖どっさりで炊いたその味も、法事とかでよく出されるあの金時豆の味。
砂糖が多いから写真ではテリテリしてますが、この豆を1kgくらい大鍋でどっさりと、多少煮くずれするくらいまで炊いたら、法事の豆のような色になるはずです。
日本国で言うところの「金時豆」は、海を渡ると「小豆」になるのですね。
日本の「中くらい」は韓国の「小さい」。これはやっぱり、大陸的感覚なのでしょうか‥‥?
あとで写真を見て思いました。
盛りつけが下手クソ。
日本国で売られている白い豆の中で、おそらくいちばん大きい豆ではないかと思います。
「北海道産 白花美人」を使いました。300g入り 500円。
もの書きとして尊敬する先輩が、かつておっしゃっておられました。「人にふるまうときは、新しいレシピではなく、つくり慣れたものをつくりなさい」と。
ラタトゥイユ(ラタトゥーユ)は、この夏マスターした料理のひとつ。「これなら、大丈夫」と思って油断したせいか、煮過ぎてしまいました。
しかし、ラテンダンサーの友人はペロリと食べて、お替わりまでしてくれました。お替わりをするということは、つくった人にとって何よりの賛辞。この次はもっと、盛りつけにも気を配らねばと思った次第。
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