師走以来
いつもだったら、お正月前にしか煮ないのですが、‥‥いただき物の良質な黒豆があるので、半分だけ煮てみました。丹波黒、やっぱこれは「お正月チックな黒豆」以外に化けさせてはいけない気がしました。
まずは茹で前。ほら、前回(3/1の記)書いたみたいに、黒豆の表面に白く粉がふいていますよね。これは、旨味が出てきているサイン。「私は絶品よ!」と黒豆花子は申しております。
さて、手順です。前の晩から浸け置いた黒豆を、昨晩コトコトやりまして、今朝方 再度 熱を入れ、豆と汁を分け、汁だけ煮詰め、おおかた冷まして黒豆にもどし、もう1晩寝かせます。すると・・・ 黒豆の汁と豆がさらに良いお味になるのです。
お正月前に買う1瓶1,800円くらいする高級丹波の黒豆は、なんだかヤワすぎて嫌い。だから私の黒豆は、ふっくらとしてハリがあり、適度な歯ごたえを残した食感に仕上げます。冷蔵庫に数日入れる時は、心もちやわらかめのほうが、豆の締まりがごまかせます。
「アンタの豆には色気がない」と母から言われて、5〜6年たつでしょうか。いまでは母も認めてくれています。
弥生の黒豆、明日か明後日頃が食べ頃でしょう。
本日の豆 → エルロクで見つけて思わず買ってしまったフランソアの「八女茶ロングあずき」。八女茶、って・・・
黒豆試食。いまは「アメリカホワイトビーンズ」を煮ています。今日は油断してて、3,000円以上も食材を買い込んでしまいました。「千里の道も一歩から」本物を目指すからには、研究と実験が不可欠なのでございます。
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コメント
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研究費って、豆・豆料理研究家にとって必要不可欠な勘定科目だと思います。税務署ではねられたら、、、 困るなぁ・・・
投稿: のどか | 2008年3月 9日 (日) 00時23分
研究費用って、経費で落ちるのでしょうか? 税務相談!!
投稿: ヨーゼフ | 2008年3月 8日 (土) 10時50分