豆なブログ 移転します

2008年2月から7年と8ヶ月、ココログで書いてきた「豆なブログ」は、
本日を持ちまして店じまいと致します。

続編は、数ヶ月前から準備を進めてきた独自ドメインのブログで書き続けます。

http://mame-lab.jp/

月に1回開催しようと始めた赤飯教室のご案内は、こちらから。

第3回 赤飯教室のごあんない

それでは、新しい「豆なブログ」を今後ともよろしくお願いいたします。  のどか

【身体に良い豆を食べよう 2015】参加報告

本日、神戸で開催された「豆の日」協賛イベント 【身体に良い豆料理を食べよう 2015】に参加させていただきました。

そこでご講演を拝聴した藪光生(やぶみつお)先生のお話が素晴らしく、まるで矢沢のライブ後のような高揚感が、いまも冷めません。

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全国和菓子協会の専務理事であられる藪先生は、和菓子業界のエキスパートで、和菓子の専門書を何冊も出しておられます。
和菓子と豆、切っても切れない関係です。中でも小豆いんげん豆については、実際に豆をあつかう熟達の職人の域でお話くださいました。
一つも忘れまい、聞き漏らすまいと、聞く側も真剣です。12ページ半のメモをとっていました。
2016年は「国際マメ年」です。
豆は生産する土壌を豊かにします。食糧としての重要性が高く、特に炭水化物とタンパク質のバランスが良い。カリウムやカルシウム、食物繊維も非常に多く含み、大腸癌や糖尿病などの現代病を抑えるためにも食べてほしい食材です。
・世界で7,300万トンの豆がを消費しています(2013年実績)。
日本では、そのうちの16万トンを食べたにしか過ぎません。
小豆はあんこに、大豆は味噌や醤油、豆腐、納豆などに加工して、その多くを食べています。このような食べ方をする国は日本だけ。海外では豆を加工するのではなく、直接の食事に、日本の主食感覚で豆を食べます。そもそも主食、副食の感覚があるのは日本だけ。
レッドビーンレッドキドニーなど赤い色の豆にはポリフェノールが豊富で、抗酸化作用にすぐれています。ビフィズス菌の活性化を促す働きに優れているため、煮豆+ヨーグルトの組合わせはおすすめです。

‥‥といったお話は、を栄養学的な見地と、食糧としての消費を計るプロ目線でのお話でした。

そして、最もココロを動かされたお話は、
豆は種である」、これまで何度同じことを考えたことか‥‥

豆は自分で自分を生かそうとする働きがある
。ポリフェノールは身を守るために備えた栄養素であり、豆は自力で生育する力を備えている
乾燥豆は「仮眠状態」にある豆である
豆は自分で生きていく力を持っている
あぁ、だから私は豆が好きなんだと、あらためて思いました。ナヨナヨと他をアテにすることなく、自力で生きていこうとする姿に「豆と私は同類なんだ」と思いました。
藪先生のお話をお聞きして、血液が浮き立つ感覚をおぼえました。
今日という日を経験できたことを幸運に思います。
藪光生先生、豆料理実演の川口眞理先生、関西輸入雑豆協会の皆さま、ありがとうございます。
今回の催しを知るキッカケをくださった中村母さん、大介さん、ありがとうございます。
とりあえず今夜はここまで。続きは後日、また書きます。

【身体に良い豆料理を食べよう 2015】

9月20日の豆なブログにも書いていた「豆の日」協賛イベントの神戸会場に当選しました!
抽選で150名の枠に漏れた方は、ごめんなさい。

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関西輸入雑豆協会さんの主催で開催される【身体に良い豆料理を食べよう 2015】に参加して、豆料理のことを勉強してきます。

本日昼間は、味噌や大豆のことについて、実習と講義をさせていただきました。そのことは改めて書くとして‥‥ 人様に豆の話をさせていただくようになってなお、自分自身が成長せねばと思うのです。

豆のこと、もっともっと勉強して、皆さんにわかりやすく伝え、関心をもっていただけるように努めていきたいと思います。

身体に良い豆料理‥‥ どんなお話が聞けるのか、楽しみです。

☆豆ラボで開催する

「第3回 赤飯教室」のご案内です。

日 時  2015年10月31日(土) 10:30〜13:00

場 所  京都市中京区 豆ラボ

参加費  2,500円(実習費用、昼食、復習用持ち帰りの材料代)

定員4名様までで行います。ご興味のある方は、コメント欄にメッセージを。折り返し、ご連絡致します。直接の連絡先をご存知の方は、電話でもメールでも入れてください。

ひよこ豆と野菜のトマト煮込み

第3回 赤飯教室のごあんない を、新しい『豆なブログ』に掲載しました。

ブログの移行準備を進めています。準備が整い次第、これまでの『豆なブログ』から『新・豆なブログ』1本にしていきます。

    *  *  *

仕事で冬メニューの検証係をしました。

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食材は、ひよこ豆、ウインナー、玉ネギ、人参、レンコン、トマト水煮缶‥‥

具体的なレシピが公開されるのは12月になってから。コトコト鍋で30分ほど煮込んで作ります。赤ワインを入れて煮込むのがポイント、根菜の旨味が身体に沁みます♪

検証係として忠実に分量通りに作ったら、4〜5人分くらいできました (^-^;

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トマト味のソースがクスクスに沁みて、なかなか美味しいです。

昼間っから、スパークリングなお酒が欲しくなる‥‥ ひよこ豆が、いい仕事をしています!

えだまめ「丹波の黒さや」

おかげさまで今年も、黒豆のおいしい枝豆を口にすることができました。

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こちらは、丹波篠山「小田垣商店」で購入した丹波黒大豆のえだまめ丹波の黒さや」です。豆には「生産者 青野 昇」さんの札も付いていました。

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青野さんが育ててくださった枝豆を茹でて、入院中の父と付き添いをする母にクール便で送りました。お世話になっているご夫妻にも、茹で上がりをお届けしました。

そして自分用には‥‥

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枝豆レッスンでもお話したように、

両端チョンチョン、塩3回

南部鉄のフライパンに蓋をして蒸し焼きにしていただきました。

蓋は中の様子が見えるガラス蓋がおすすめです。

今年の「丹波の黒さや」は、「茹で」も「蒸し焼き」も、例年より加熱時間短めが良いように思いました。

6〜7分ほど(いつもは10分くらい)たって、水滴が蓋の内側にポタポタしてきたら、一度蓋をあけて塩を振りかけ、水分を飛ばします。フライパンに少〜し焦げ付くくらいになると、豆に香ばしさが移っていいお味です。※焦がし過ぎてはなりません。

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熱が通った枝豆は、このように莢表面に少し薄黒く色が透けて見えます。黒大豆になる途中過程でいただく枝豆、そのまま植えていたら12月〜1月には美味しい黒豆ができる証しです。

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いつも見ることもなく口に運んでいるけど‥‥

莢から出した枝豆は、こんな姿をしています。あぁ、黒豆の枝豆、大好き♡(*^-^)

神さまのお赤飯

地下鉄 烏丸御池駅と豆ラボを行き来する途中にある

「高松神明神社」、秋の祭礼にお参りして来ました。清々しい秋晴れの下、真っ白に塗り替えられた鳥居に赤いのぼりが映え、境内はご近所さんで賑わっておりました。

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そこで授与していただいたお赤飯の熨斗には「御撤饌(てっせん)」と記されています。

と、ここで調べてみると‥‥ 「撤饌≠お赤飯」で、撤饌とは神前の供え物をさげること、もしくは神前の儀式後にさげたお供え物を言うそうです。みかんとか、りんごとか、お酒とか、大福とか、神さまにお供えした後の食べ物を指すのですね。
「高松神明神社の撤饌は、どこのお店のお赤飯かな?」と思い見てみると‥‥

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あの「鳴海餅本店」さんの栗赤飯でした ヽ(´▽`)/
神さまもきっと、栗赤飯がお好きなんですね〜
有り難くごちそうになります!
*いつも鳥居の外から一礼して通る「高松神明神社」の神さまは、天照大神・八幡大神・春日大神が祀られ、厄よけ開運の神社だそうです。水琴窟もあります。
*五角形の紅い絵馬も、可愛いでしょう!(真ん中上部の鳥の紋を切り抜いてお守りとして持ち帰ることができます。私は「諸願成就」の「願」を書いて再度持参しようと思い、絵馬本体ごと持ち帰りました)真田幸村の六文銭が描かれています。
高松神明神社 京都市中京区姉小路通過満座東入津軽町790

修学院離宮に「豆」を見る

10月某日、東京からのお客さまをご案内し、京都市左京区の修学院離宮に訪れました。およそ3キロ、80分の拝観コース途中に「豆」と思しき紫色の莢を発見!

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されど私には、この植物が何なのか調べる術がありません。ご存知の方がおられましたら、どうぞ、教えてください。

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比叡のお山を借景にした東山の山裾に、後水尾上皇がお造り遊ばされたと聞く修学院離宮。

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そろそろ紅葉も始まっていました。

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空、雲、庭、坂、樹木、池、橋、離宮、‥‥俗世間には見ることのない広大な景色が広がっていました。

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京都に住んでいながら、なかなか訪れる機会のない日本の名勝、それはそれは素晴らしい庭園でございました。

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ご興味をお持ちの方は、ぜひ足をお運びください。

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拝観には事前申込みが必要です。

詳細はコチラからどうぞ。

「豆の日」と、味まつり

10月13日。豆の日普及推進協議会さんのホームページによると、今日は「豆の日」なんですね。旧暦9月13日、十三夜は「豆名月」とも呼ばれ、豆をお供えしたことから、新暦10月13日は「豆の日」になったそうです。

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10月の連休に、丹波篠山に行って来ました。お目当ては黒豆枝豆です。前に書いた「丹波篠山味まつり」開催期間に合わせ、枝豆いろいろを探検して来ました。

黒豆枝豆を中心に、町全体が一つになって大盛り上がり。豆が地域おこしの原動力になる、素晴らしいお祭りです。
丹波の黒さや」の名前で「丹波黒大豆のえだまめ」を世に送り出した「小田垣商店」さんが、黒豆枝豆の発祥と言えるでしょう。昭和48年のことだそうで、昭和59年から通信販売でも売り始められたとのこと。
今ではこの時期、篠山の至る所で黒豆の枝豆が販売されています。味まつり会場、商店の店先、テントを張った販売ブース、田んぼの脇、枝豆畑枝豆狩りをやっているところもありました。

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いろんなところで枝豆が山積みして売られているのを見ましたが、やはり私は小田垣商店へ伺いました。

軒先に吊るされた乾燥中の黒大豆、見事に葉を茂らせ、プリップリ青々とした莢が鈴生りに着いた鉢植え、店内の活気、佇まいそのものが黒光りする黒豆の名店です。

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こんなふうに大きくて見事な枝豆だから、あの飛切極上のような立派な黒大豆になるのですね。
種苗屋さんから豆類販売の店を起こされたと聞きますから、種にする豆も極上のものを使われているのでしょう。
ことし、自分で「ベランダ枝豆」などと称し、農家さんにおこられそうなお遊びに興じておりました。だからよけいに、この生き生きと枝葉を伸ばし実をつける枝豆が、見事なものに映ります。
うれしいなぁ、秋のごちそう。
こんなに美味しいものを、みんなが食べられるようにしてくださって、
小田垣さん、ありがとうございます。生産者の皆さま、ありがとうございます。
味まつりの会場や町なかでは、黒豆を使った様々な加工品が売られていました。

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左から

茹でた黒豆枝豆と篠山牛の丼

丹波の黒豆ビール(黄桜さんの発泡酒)

黒豆ソフト黒豆きな粉が練り込まれています)

ほかに、黒豆パン、黒豆コロッケ、黒豆クレープ、黒豆中華ちまき、黒豆タコス、黒豆茶、黒豆煮なども売られていました。

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しかし、やはり味まつりの主役は、これですね。

丹波の黒さや」、これからしばらく  しあわせな日が続きます。(゚▽゚*)

鳴海餅本店の和菓子

昨日に続き、鳴海餅本店で買った和菓子の記録。

栗の入ったお赤飯を求めて立ち寄った折り、店頭で見つけた中のいくつかを購入。見た目もお値段も素朴な、手が届きやすい和菓子です。

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写真奥から

亥の子餅 ゴマの風味が効いています。亥の子ども、ウリボウに見立てた大福で無病息災、子孫繁栄を祝う季節菓子だそう。護王神社の「亥子祭」を思い出しながら選びました。

柿 中に白餡が入ったウイロウ包み。小さな柿はパッと目を引きますね。

栗餅 大きな栗と、こし餡入りの大福。きな粉がかかっています。

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「懐かしの駄菓子 ポン菓子」、思わず買ってしまいました。米粒が膨らんだお菓子なのだから、おなかにたまるかと思いきや、黒糖のほんわりとした甘さで、どんだけでも入ります。ご用心 (*゚▽゚)

連休のナカ日、平穏な時間がしずかに流れております。

鳴海餅本店の栗赤飯

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創業1875年の鳴海餅本店。京都では指折りの赤飯の老舗です。
本家  鳴海の栗赤飯 はじめました」
この看板に誘われて、栗がのっかったお赤飯を買いに立ち寄らせていただきました。
鳴海餅さんのお赤飯、店では蒸し上がりを詰めてくださるようで、注文したら2人がかりでウチワであおいで蓋を閉じられました。

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鳴海餅本店の栗赤飯 200g入り 400円+税 栗が3粒のっています。

鳴海さんのお赤飯には、佐賀県産のヒヨクモチ(餅米)、丹波大納言小豆、丹波栗(別名・料理栗というそうです)が使われています。

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おいしいなぁ。本当においしいなぁ〜。餅米100%、蒸して作るお赤飯は粒がしっかりしてるのに、ふっくらと食べやすくほんのりあまみを感じます。

大納言の大粒も皮感を残さずホクホクの食感で、デンプン質が舌に広がります。

「栗はその風味を生かすため渋皮を少し残して剥ぎ、もち米と混ぜて蒸し上げます」とのこと。秋の味覚。ご馳走お赤飯   ヽ(´▽`)/ 絶品です。

こんなお赤飯が作れるようになりたいなぁ〜。時々買って、お手本にしたいお赤飯でした。

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