「あとりえ05」の おくどさん
朝から家で原稿を書いています。あぁ、しあわせ〜♪ そう思えるのは、出ずっぱりの週だったから。
外回りの途中で、涼む場所を探していたら姉小路通で見つけました。
あとりえ05、「あとりえまるご」と読むこのギャラリーは町家を改装したギャラリーで、なんだかいい空気が流れている予感がして入ってみると‥‥
やさしいやさしい花の絵がかけてありました。線がとてもやさしくて、色も「温かい光りをいっぱい吸った座ぶとんのような」色をしていました。初めて入った画廊でしたが、妙にくつろげるのです。
そこは、版画家・本荘正彦さんのアトリエ&ギャラリーとのこと。
作家さんは不在でしたが、ギャラリー・スタッフの女性がまた、とても感じのいい方で、つい長居をしてしまいました。
おしゃべりをしているうちにうっかり、地が出てしまい‥‥ 特別に奥のスペースを見せていただけることに!
わかります? これ、「おくどさん」です。あとで調べてみると、昭和初期に造られたもののようです。
釜を置くところが2つあります。この町家は「京のおばんざい」という言葉を使い始めた随筆家の大村しげさん(故人)が暮らしておられた家だそうです。
丸い穴を上から見ると、こんな感じ。古く傾きかけた町家を改装するとき、こわれたおくどさんを残し、煙突を取り除かれたので、このおくどさんはもう使えないそうです。
町家、おくどさん、おばんざい、‥‥こんなところで、私は豆を煮てみたい。
きものを着て、白い割烹着をつけ、姉さんかぶりをして、豆を煮てみたい。
むくむくと、そんな感情が湧き上がってきました。
あとりえ05、良いところです。あの版画を作られた本荘正彦さんも、さぞやステキな方なのでしょう。だって、おくどさんを残して大村さんの町家を改装された方なのですから‥‥
思いがけない出会いと発見があって、外回りも良いもんです。豆と豆料理の探検家は、最近、キモノな日々を送っています。


























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